にわかtop  目次  自己紹介  河内にわかについて
 1
  神代の時代
 1-1
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 1-2
 秀吉の頃
 1-3
 祭 にわか
 1-4-1
  祭 にわか
 1-4-2
  カルタ
 1-5
  にわか 噺
 1-6
五七五 1-7  俳諧 1-8   川柳 1-9  にわかの要素
 1-10
句作り 1-11  例句 1-12

1-4-2

  にわか-2

裸火の「たいまつ」や「かがり火」は屋外での祭事には欠かせないもので
神を迎えたり、集まる人々への印であったり、集合場所の明かりであった訳で、
灯油や蝋燭が屋内でその役割を持つとき、燭台からガン灯、炎袋等の
照明具の改良発展が生じ、灯籠、提灯、行燈が発展し様々の工芸品を
生み出すことになるのです。
 中でも裸火を遮るのに使用されたのが紙である。
白い紙はほのかな明かりとなって時代を経てきたのである。
 その白い紙があったればこそ、明かりの持ち主名を墨で書くことが
出来るわけで『提灯』『行燈』は使用目的に応じた大きさと共に
形状も変化していき、紙の白いスペースをデザイン的には寺社の紋処、
家紋をあしらってあるのがよく知られることですが、明かり入り看板としての
展開にまで至るのだと思います。
 家紋はその持ち主をあらわし、夜の外出の際の足下照らしの手提げ提灯が
下げている人が誰であるかを表しているわけで、また夜の門前では
紋付き立て提灯が表札がわりをする。
 夜の商人は、提灯、行燈で商い物を表現、屋号を記し明かりを
入れることで営業中である事を知らせる最良の手段として用いたのでしょう。
少し戻ります。
 村祭り、盆踊りとなると提灯の出番で、祭り会場は提灯、行燈で飾られ、
盛んな祭りほど明かりが多い、献灯と称して氏子が家毎、門毎にも呈し、
会場にも出す。中には提灯屋台がでて練り歩く、辻門には祭りを祝う明かりの
提灯行燈が町内からまた角家が提供し、長い堀等を持つ町家では
街灯代わりに蔵塀に行燈掛けをしたもので、一年に一度しか使用しない
ところから催事直前、紙の張り替えをする際、落書き程度の走り書きから
色気を伴う遊び絵が描かれ、狂歌狂句が書かれ、格言が書かれたりして
競われることも生じたのです。
 提灯を一本の竹にバランスよくできるだけ多くぶら下げ飾り、それをかつぎ
技術を競う「傘燈」(かんとう)、幅三尺丈三間以上の大きな行燈を
みこし様に担ぐ行燈祭り、手作りの行燈を川へ流す「行燈流し」、
武者や英雄の姿を竹と紙で立体的に組み立て行燈風に作り上げそれを
担ぎ練り回る(ねぶた)といった風に土地土地で提灯行燈に変化を加え、
拡大し芸術たらしめる工夫がなされ、遠方からも観光で祭り参加で支えられている。
 河内では村の鎮守の祭礼には、行燈が灯されその紙に
「河内にわか」が描かれていたのであります。

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